薬剤師の悩み

現役薬剤師がご案内します。

はじめに

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当サイトでは現役薬剤師である管理人が、薬剤師としての理想と現実に悩みながら書き綴った「薬剤師の悩み」をご紹介していきたいと思います。

参考になれば幸いです。

管理人

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米国での糖尿病介入研究

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米国では,米国薬剤師会などが中心となり,薬局での介入試験を実施しています。

ノースカロライナ大学と薬剤師会が共同で実施した「アッシュビル・プロジェクト」では,1997年にスタートし,薬局での糖尿病患者さんへの血糖・血圧測定とカウンセリングで年間医療費が34%(1人あたり24万円程度)減少したと報告されています。

さらにこのプログラムを全米10都市へ広げて実施したのが「TCC(Ten City Challenge)研究」で,573名の糖尿病患者さんに対し,薬局でHbA1c測定や食事や運動といった健康的なライフスタイルについてのアドバイスなどを行った結果,HbA1cは0.4%低下し,患者1人あたりの医療費が1,000ドル減少したと試算されています。

現在は,前後比較であったTCC研究から,2群問比較にして研究の精度を高めた「INPACT Study」が進行中です。

<続く>

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薬局薬剤師の役割

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薬局薬剤師の役割は,従来の「医薬品の調剤・提供者」から,「患者ケアの提供者」へと変化し,薬局の果たす機能は拡大してきています。

軽疾患についてはOTC薬を用いたセルフメディケーションが推進されていますし,予防接種実施などの疾病予防や血液検査によるスクリーニング,高血圧,糖尿病や喘息などの慢性疾患管理プログラム実施まで,さまざまな試みがなされています。

世界では,薬局における糖尿病患者さんへの介入研究だけでも20以上実施されています。対照群を置いて実施したRCTも10以上あり,HbA1cは0.5~2%程度改善することが報告されています。

ここでは,薬局での糖尿病患者への介入研究として有名な米国とオーストラリアにおける試みのほか,英国とカナダの状況について紹介します。

<続く>

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ファーマシューティカルケア

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従来,薬局は医薬品の供給を主な業務にしていました。

しかし近年,特に先進諸国では疾病構造の変化や高齢化の進行に伴い,患者さんの包括的なケアに重点を置いたものへと変わってきています。

そのような変化に伴い,薬局薬剤師の役割も従来の医薬品の調剤の提供者から,サービスや情報の提供者へ,そして最終的には患者ケアの提供者へと次第に変化してきています。

このような変化によって生まれてきた新しい概念が「ファーマシューティカルケア」です。

これは,薬剤師が医薬品に関する個々の患者ニーズに対し直接責任を負い,薬物治療の成果と患者さんに対し独自の貢献をするというものです。

このファーマシューティカルケアを実践するためにWHOは「Seven Star Pharmacist」(7つ星薬剤師)という概念を導入しています。

これは2000年に国際薬学連合の「Good Pharmacy Education Practice」(薬学教育業務指針)による方針声明として採択され,薬剤師を「ケア提供者」,「情報伝達者」,「意思決定者」,「教育者」,「生
涯学習者」,「リーダー」,「マネージャー」と位置づけています。

さらに2006年には,「研究者」という役割が追加されています。

<続く>

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